【初心者・初級『part15』】ギター演奏に必須アイテム「カポタスト」について

2024年11月23日

#初心者・初級

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A-CHAN

らっくんの弾き語り演奏(Stand by me(Ben E. king))を見たよ!

気になったのだけど、どちらも弾いていたコードは同じに見えたけど、

「音の高さ」が違って聞こえた気がしたよ!

どうして?

演奏見てくれてありがとう!

良いところに気づいたね!!

それは、「カポタスト」を使ったかどうかで違いがでたんだよ!

今回は「カポタスト」について紹介するね!

Ra-kun


このページでは、ギター演奏に必須アイテム「カポタスト」について詳しく記載しています。


【初心者・初級『part15』】ギター演奏に必須アイテム「カポタスト」について

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「カポタスト」を使用すると、

簡単に「音の高さ」を変える(高くする)ことができます。

また、簡単なコードで演奏することができます。

したがって、カポタストはギター演奏には必須アイテムとなります。

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カポタストについては、下記の「ギターをはじめる第一歩は? 【ギター演奏に関する情報(初心者・初級)<part1>】」で購入するべき道具として紹介していました。
まだ読まれたことがない方は参考にしていただければ幸いです。


今回は、「カポタスト」について詳しく説明します。

カポタストとは



カポタストとは、上の写真のようにギターの先端にはさんで使用する道具です。
略称のカポと呼ばれることが多いです。
写真では、2フレットにはさみこんでいます。
この状態を「Capo=2f」、「カポ2」、「Capo2」などと表現します。

カポタストは使用することで、「音の高さを変える(高くする)」ことや「簡単なコードで演奏する」ことができます。

それぞれについて、更に深堀りしたいと思います。

特に「音の高さを変える(高くする)」については、弾き語りをするうえで重要なことだと思いますので詳しく説明します。

音の高さを変える(高くする)ことができる

これについては、文章で説明するより、演奏動画で御確認いただいた方がわかりやすいと思います。
(下記、先日の記事の(Stand by me(Ben E. king))の演奏動画を参考にしてください。)

カポを使用していない方が、音が低くなっています。

カポを使用している方が、原曲に合わせた音の高さになっています。
(※原曲とは、Ben E. kingが歌っているStand by meのことです。)

●カポを使用していない方
●カポを使用した方
2つの動画を比較して、「音の高さ」の違いがわかりましたでしょうか?

このように、カポを使用すると「音の高さ」を変える(高くする)ことができます。


「音の高さ(キー(key))」について


ここで、先ほどから何度も使用している言葉の「音の高さ」について説明させていただきます。

弾き語りにおいては、
歌うことがメインでギターはサポートなので、
「音の高さ」は自分で気持ちよく歌える高さにすることが大切です。
(歌うのが嫌な方は、原曲の高さに合わせて鼻歌等でもOKです。)
(高低差のある曲は、サビ部分が気持ちよく歌えるようにすれば良いと思います。)

音楽には、「音の高さ」を表す言葉として、「キー(key)」という言葉があります。

「キー(key)」については、「コード(chord)」と同じく奥が深いものなので、
ラコスタでは、「初心者・初級」、「中級」では、深く理解する必要は無いと考えています。

(私は、「キー(key)」について理解しようとして、色々調べてみたことがありますが、今でも結局よく分かっていない部分もあります。)



「キー(key)」に関して把握しておいた方が良い情報

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カラオケでキー(key)」を変更することにより、

音の高さを上げたり下げたりできる。

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なぜ、カラオケ?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

「弾き語り」においては、歌うことがメインでギターはサポートなので、
カラオケなどを活用して、歌の練習をすることは大切なことだからです。



上記は、カラオケの「キー(key)」の設定のイメージ図です。

一般的なカラオケでは、上記の設定を行うことができます。
「キー(key)」の設定を行ったことがない人は、カラオケ店に行って試してみてください。
もしくは、最近だとスマホのアプリで、無料でカラオケができるので試してみてください。
(こちらについては、歌うのが嫌な人も一度は試していただいた方が良いと思います。)

カラオケは、多くのユーザーを対象にしているため、「音の高さ」についても多くのユーザーにあった高さを「±0」として初期設定されています。

何も気にせずに曲を選択して演奏を開始すると、「±0」に設定されています。

実際に「Stand by me(Ben E. king)」の練習にカラオケを利用した際は、上記の図の「キー(key)」のイメージとなっていました。

初期設定が「±0」となっており、原曲キーが「+2」となっていました。

つまり、原曲の「Stand by me(Ben E. king)」は、カラオケの初期設定より少し「音が高い」ということです。

「キー(key)」については、このカラオケの設定のイメージを把握しておくことが大事だと思います。

また、カラオケを利用して、自分が歌うときにどのぐらいの「音の高さ」がよいか(原曲キーから「±0」なのか、「+」なのか、「-」なのか)を把握することがとても大事です。

自分にあった「音の高さ」を知るには、カラオケ等を活用して練習してみないとわかりません。

原曲キー(key)にこだわらず、自分にあった「音の高さ」を見つけることが大切です。


カポタストとカラオケのキー(key)設定との関係について


カラオケ等を活用して、自分にあった「音の高さ」を見つけることができれば、

ギターの演奏でも「カポタスト(略称:カポ)」を利用して、

カラオケのキー設定と同じように「音の高さ」を変えることができます。

カポタストを使用して「音の高さ」を変える方法は、とても簡単です。

先ほどご確認いただいた、私の演奏「Stand by me(Ben E. king)」では、カポを使用していない方は、カラオケのキー設定でいえば「±0」の状態となっています。

カポを2フレットに付けて演奏すると、音の高さがカラオケのキー設定でいえば「+2」となり、原曲キーで演奏することができます。

このように、カポをつけることで「音の高さ」を変える(高くする)ことができるのです。

音の高さは、カポを1フレットにつけると「+1」、2フレットにつけると「+2」、3フレットにつけると「+3」と、フレットの位置により調整できます。

このカポタストはピアノにはないものなので、ギターの魅力の一つといえるかもしれません。


カポタストとカラオケのキー(key)設定の違いについて


ただ、カポタストにはカラオケと違い大きな問題点もあります。

カポタストは「音の高さ」を変えることはできるけれど、音を高くすることしかできません。


では、カラオケで自分にあった「音の高さ」が、原曲キーより低い場合はどのように調整すれば良いのでしょうか?


その解決方法として

ラコスタでは、

「1オクターブ低く歌える音の高さにあわせる」ことをお勧めします。

この方法が一番簡単だと思っているからです。

1オクターブ低いというのは、

「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド~♪♪」の最初の「ド」と最後の「ド」は同じ「ド」ですが高さが違います。

最初の「ド」は、最後の「ド」から見ると、1オクターブ低い「音の高さ」となります。

文章で書くと難しく感じるかもしれません。

1オクターブ低く歌う」とは、とにかく曲にあわせて低く歌うということです。

しかし、「原曲から1オクターブ低く歌う」ことも難しい場合があります。

たとえば、声の低くもなく高くもない人(私の場合ですが)が、声の高いアーティストの曲を歌う場合です。

この場合、原曲にあわせて1オクターブ歌うと、逆に低くなりすぎて歌えない場合があります。

その場合は、カポをつかって「音を高く」するのです。

そうすれば、1オクターブ低く歌うことが可能となります。

つまり、「1オクターブ低く歌える音の高さにあわせる」ことができるということです。

この方法を利用すれば、選曲の幅が広がるはずですのでご参考になれば幸いです。


また、この方法を利用する場合、

カラオケで自分にあった音の高さ(キー(kye))の設定をする際は、

低くするのではなく高くして調整するようにし、

1オクターブ低く歌う練習をしても良いと思います。


簡単なコードで演奏することができる

既に、「音の高さを変える(高くする)ことができる」で情報量がいっぱいになってしまっているかもしれませんので、こちらは手短に解説します。

「簡単なコードで演奏することができる」については、下記の2点がとても重要なことなので、把握しておきましょう。


1点目:楽譜(コード譜配信サイト)のコードについて

楽譜(コード譜配信サイト)に掲載されているコードは、一般的には原曲キー(原曲の「音の高さ」)に合わせたコードとなっています。

コード譜には、カポをどのフレットにつければ良いかが必ず記載されているので、

必ず確認するようにしましょう。

「Stand by me(Ben E. king)」を例にしますと、コード譜配信サイトでは、カポを2フレットにはめるような記載が多いです。

逆にいえば、カポを使用せず原曲キーで演奏しようとすると、コードは変わり(難しくなり)ます。

下記、「Stand by me(Ben E. king)」のカポを使用した場合と、使用しなかった場合です。


F#mというコードが出てくるので、初心者の方にお勧めできるコードとは言えないと考えています。


なお、楽譜によっては、カポをあえて使用せずコードが難しくなっている楽譜もあります。

また、カポをつけるフレットの位置を変えられるサイトもあるので、コードが簡単になる位置を選択してみましょう!

簡単なコードについては、下記の記事で詳しく記載しています。

2点目:カポタストをつけたときのコードのおさえ方について


カポをつけたときは、コードのおさえ方に注意が必要です。

カポをとりつけたフレットを「0フレット」と考えておさえてください。

下記の図では、Gコードを例にしてイメージを記載してみましたので、参考にしてみてください。




「簡単なコードで演奏することができる」ということについては、上記2点をおさえておけば十分だと思います。


今回はここまでです。ありがとうございました!

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