A-CHAN
前回の記事でチューニング方法がわかったよ!
慣れるまでが大変そうだね!
でも、なんとかチューニングもできるようになったし、はやくギターを演奏したいよ!
チューニングは慣れるまで時間がかかると思うけれど、毎回するようにね!
今回は、ギター(弾き語り)の演奏技術として、右手部分について解説するね!
Ra-kun
このページでは、最初に習得するべきギター(弾き語り)のストロークについて詳しく記載しています。
【初心者・初級『part11』】最初に習得するべきギター(弾き語り)のストロークについて
音の鳴らし方(右手部分)として、まずラコスタでお勧めするストロークは、
「4ビート(4分の4拍子の4分音符のタイミング)」で「ダウンストローク」をすることです。
(難しければ、更にストロークの回数(鳴らす回数)を減らしてもOKです。)
いきなり、4ばかりがならぶ、ややこしい文字を並べてしまいました。
お伝えしたいことは単純で、「まずは、簡単な方法からはじめていきましょう!」ということです。
その簡単な方法が、「4ビート(4分の4拍子の4分音符のタイミング)」で「ダウンストローク」をすることです。
ただし、初心者の方はこのタイミングで弾くのも難しいかもしれません。その場合は更にストロークの回数(鳴らす回数)を減らします。(私は、ギターをはじめたての頃は難しかったので回数を減らして弾いていました。)
私はギターをスクールで習い出して間もない頃、自分でも調べて「弾き語り」をやってみたいと思い、youtube等で「○○○(弾きたい曲名) 弾き語り」と投稿されている方の演奏動画を参考にして、練習してみようとしました。
しかし、真似をしようにも、どのようにストロークしているのか、分からず困った経験があります。
今になって思うと、それは少し無謀なことだったかもしれません。
なぜなら、いきなり様々なストロークでギターを演奏できるわけではないからです。
「弾き語り動画」と検索しますと、上手いと感じる人は様々なストロークでギターを演奏しています。
しかし、それは「弾き語り動画」ではあるものの、本当にギターを弾きながら同時に歌っている「弾き語り」演奏なのかは定かではありません。
ギターと歌うのを分けて録音し、それぞれを組合せて「弾き語り動画」として投稿されている方もいると考えます。
様々なストロークで弾けば、複雑になればなるほど、テンポ(スピード)を安定させるのが難しいです。ましてや、一緒に歌うとなると尚更です。
(もちろん、練習をすれば様々なストロークで弾きながら歌うことも可能だと思いますが、「初心者・初級」の方はいきなり様々なストロークで演奏することは難しいと思います。)
「弾き語り」では、歌がメインであり、ギターはサポートです。
(歌うのが嫌な方は鼻歌などでも、もちろんOKです。)
まずは、分かりやすい一定のストロークで安定した演奏を目指しましょう。
また、演奏したい曲がテンポ(スピード)のはやい曲であっても、はじめはゆっくりとしたテンポ(スピード)で練習しましょう。
慣れてきたら、徐々にはやくすれば良いと思います。
4ビート(4分の4拍子の4分音符のタイミング)でダウンストローク
では、「4ビート(4分の4拍子の4分音符のタイミング)」で「ダウンストローク」するというのは、どういうことなのでしょうか。
それぞれについて解説します。
4ビート(4分の4拍子の4分音符のタイミング)とは
これは、文章にするより、実際に演奏をおききいただく方が分かりやすいと思います。
「ギター(弾き語り)の楽譜を準備する方法について 【ギター演奏に関する情報(初心者・初級)<part9>】」で演奏しておりました「Under the Spreading Chestnut Tree(大きな栗の木の下で)」は、4ビート(4分の4拍子の4分音符のタイミング)で演奏していますので参考にしてください。
ギターを持たなくて良いので、動画にあわせて右手を素振りし、練習してみてください。
(参考)「Under the Spreading Chestnut Tree(大きな栗の木の下で)」
「Under the Spreading Chestnut Tree」の演奏を例にして、「4ビート(4分の4拍子の4分音符のタイミング)」について、詳しく解説します。
「4分の4拍子」を簡単に整理すると、下記の図のようになります。ここでは、便宜上、5線譜の楽譜を使用して説明させていただきます。
図のとおり、「4分の4拍子」とは、一つの小節あたりに、4分音符が4つ入るリズムということです。
音楽には、リズムに関連する(土台となる)言葉として、「拍子(ひょうし)」、「小節(しょうせつ)」、「拍(はく)」があります。
「拍子(ひょうし)」とは、「○分の◻︎拍子」のことを指します。
楽譜(5線譜やTAB譜)では、一番最初に記載されており、「4分の4拍子」の場合では、4/4等で表示されています。
「4分の4拍子」の意味は、「4分音符が4個で一つのかたまり(ひとつの小節)とみなす」ということを指します。
「小節(しょうせつ)」とは、音符をいれる箱のようなもので、楽譜(5線譜やTAB譜)では、一定の間隔で縦線が引かれています。
「拍(はく)」とは、一定のタイミングでリズムをとることを指し、一つの小節ごとで1サイクルとなります。
わかりやすい例では、学校の体育の授業の準備体操の掛け声を思い出していただきたいです。
「イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、シチ、ハチ」、「ニー、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、シチ、ハチ」といった掛け声で体操していましたよね!(私の地元では、この掛け声で体操をしておりました。)
一定のタイミングでリズムをとっており、八つ数えて1サイクルとなっています。
「4分の4拍子」の場合は、四つ数えて1サイクルとなります。
つまり、「イチ、ニ、サン、シ」、「ニー、ニ、サン、シ」と言った感じで繰り返すイメージです。
「イチ、ニ、サン、シ」の順番ごとに「1拍、2拍、3拍、4拍」と数えます。
「4分の4拍子」の場合は、4分音符1回分を「1拍」とカウントします。
「4分の4拍子」をまとめると、下記のとおりです。
- 「4分の4拍子」とは、一つの小節あたりに「4分音符」が4つ入るリズムである。
- 「イチ、ニ、サン、シ」、「ニー、ニ、サン、シ」と言った感じで繰り返すイメージである。
- 4分音符1回分を「1拍」とカウントする。
上記のことを整理しますと、まずは、「4分の4拍子の1拍ごとのタイミングで音を鳴らすこと(このことを4ビートと呼びます)」を、ラコスタではご提案したいです。
ただし、初心者の方はそれでも難しいかもしれません。その場合は、更に音を鳴らす回数を減らします。
例えば、「2拍ごと」、「4拍ごと」のように減らしてみましょう。
上記のことを踏まえて、「Under the Spreading Chestnut Tree」を5線譜で表すと下記のようになります
上記の楽譜については、分かりやすくするため、2拍おきに(4分音符2個分おきに)にコード名を記しています。
楽譜を見ながら、演奏を聞いていただければ、一つの小節ごとに4回音を鳴らしていることが分かると思います。
これが、4ビート(4分の4拍子の4分音符のタイミング)で弾くということになります。
今回は5線譜を利用して説明させていただきましたが、実際に「弾き語り」の演奏で使用されるのは、「コード譜」を使用される方が多いと思います。
「コード譜」とは、「弾き語りに必要な知識「コード弾き」について 【ギター演奏に関する情報(初心者・初級)<part7>】」で詳しく解説しています。
「コード譜」では、「歌詞」と「コード」と「コードダイアグラム」のみが記載されていることが多く、5線譜のように小節に分かれていない譜面も多いですが、
今回ご説明した小節ごとに分かれている方がわかりやすいと思われた方は、「/(スラッシュ)」等をつけて小節が分かるようにしても良いかもしれません。
ただ、逆にごちゃごちゃしてしまうかもしれないので、そこはバランスが大切だと思います。
試行錯誤して、演奏しやすい楽譜を作成してみましょう。
また、今回は、「Under the Spreading Chestnut Tree」で説明させていただきましたが、この曲に限ったことではなく、他の曲でも、2拍ごとにコードが変わることは多いです。
もしくは、「Under the Spreading Chestnut Tree」では出てこなかったですが、4拍ごとにコードが変わることも多いです。
弾きたい曲があるとして、1曲の演奏中に全体を通してみると、部分的には1拍ごとにコードが変わる箇所もあるかもしれませんが、2拍ごとか4拍ごとにコードが変わる箇所がほとんどだと思います。
なお、今回は「最初に習得するべきギター(弾き語り)のストローク」として、4ビート(4分の4拍子の4分音符のタイミング)で弾くことを説明しておりますが、世の中には4分の4拍子ではない曲もあります。
しかし、ほとんどの曲は、4ビート(4分の4拍子の4分音符のタイミング)で弾くことができると思います。
もし、タイミングあわないと思う曲にであった場合は、一旦後回しにし、まずは今回ご紹介したリズムで弾ける曲から練習されることを、ラコスタではお勧めします。
ダウンストロークとは
ダウンストロークについては、一度ご説明したことがあります。
「ギターの基礎知識について 【ギター演奏に関する情報(初心者・初級)<part6>】」で解説しましたとおり、ピックや手を使って、弦の6弦から1弦にかけて上から下に振り下ろすことを、「ダウンストローク」と言います。
(参考)ダウンストローク
最初のうちは、まずは先ほどのリズムで、ダウンストロークができるように、練習しましょう!
今回はここまでです。ありがとうございました!
0 件のコメント:
コメントを投稿