A-CHAN
ギターについて少しわかってきたよ!
ふと疑問に思ったんだけど、学校で習った「リコーダー」だと、まず「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」を覚えたけど、ギターは必要ないの?
「弾き語り」を当面の目標にするのであれば、「コード弾き」をする必要があるから、まずは、「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」より「コード」を覚えていくべきだよ!
「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」は、「メロディ弾き(ソロギター)」の際に必要な知識だと思ってて、ラコスタでは「中級」として「ソロギター」について発信していく予定だよ!
Ra-kun
A-CHAN
じゃあ、私が目標にしているのは、「弾き語り」だから、「コード弾き」について教えてくれない?
わかった!
今回は「コード弾き」について解説するね!
Ra-kun
このページでは、ギターで弾き語りをする際に必要な知識「コード弾き」について詳しく記載しています。
【初心者・初級『part7』】ギターで弾き語りをする際に必要な知識「コード弾き」について
これまでの記事では、「弾き語り」をするには、「コード弾き」をする必要があると記載してきました。
では、①なぜ、弾き語りをするには「コード弾き」をする必要があるのでしょうか?
また、②どのようにして「コード弾き」をするのでしょうか?
①、②それぞれについて解説します。
①弾き語りをする際に「コード弾き」をする必要がある理由について
「コード弾き」が必要な理由は、「伴奏」をするためです。
「伴奏」とは、歌や主となる楽器の演奏を支え、引きたてるために、主となるもの(弾き語りであれば、「歌」)のサポートとして演奏することです。
つまり、弾き語りの場合は、ボーカル(歌)を引き立てるために、コード弾きをします。
弾き語りは、ボーカルがメイン、ギターが引き立て役です。
●音楽の三大要素
音楽は、大きく3つの要素から成り立つと言われています。
「メロディ(弾き語りであれば「歌」)」、「ハーモニー(弾き語りであれば「伴奏:コード弾き」)」、「リズム」の3つの要素です。
伴奏(引き立て役)がしっかりしていると、深みのある音楽となります。
②「コード弾き」をする方法について
「コード弾き」をする方法は、左手で「コード」をおさえてギターを鳴らします。
前回の記事で音程は左手のおさえ方で決定すると説明しました。
ギターには大きく分けて下記の2種類の弾き方があります。
- コードをおさえて弾く ⇒ コード弾き(伴奏)
- メロディをおさえて弾く ⇒ メロディ弾き(ソロギター)
「ソロギター」とは、上記の音楽の三大要素の「メロディ」と「ハーモニー」の両方をギターで演奏するので、コード弾き(伴奏)より難しいと考えています。そのため、ラコスタでは「中級」として、とりあげる予定です。
今回は、「コード弾き」をするための「コード」について、更に深堀りしていきたいと思います。
コード(chord)とは
コード(chord)とは何か?
私は初心者のとき、真っ先にこの壁に当たりました。
「コード(chord)」とは、日本語では「和音」のことを指します。
和音とは、2つ以上の高さの違う音が、同時に響き合う状態を作っている音のことを言います。
いまいちピンとこない人が多いのではないでしょうか。
私は全く意味が分からなくて、「もうギターは、よくわからない!」となって、一度挫折して数年間もの間(ギタースクールに通うまで)、放棄した経験があります。
今になって思うことは、コード(chord)が何かを考える必要はないということです。
私は、コード(chord)が何かを考えるより、とりあえず「コード」=「暗号(code)」だと思い込んで良いと考えています。
コードが何かと理解するよりも、まず覚える(コードの形を覚える)方が大事だと考えているからです。
(私自身が、コード(chord)について完璧には理解できていないにもかかわらず、楽譜を見て演奏することができるからです。)
※ギターのコードの意味は和音であり、スペルは「chord」というのは、変えられないもので、あくまで私自身が勝手にそのように捉えていると考えていただければ幸いです。
コードの覚え方について
コードが何かと理解するよりも、まず覚える(コードの形を覚える)方が大事だとお伝えしました。
では、コードはどのようにして覚えるのでしょうか?
コードの覚え方は、ただ一つです。
ただ、ひたすらに練習するのみ!
これが、ギターを演奏するうえでの、最初の大きな壁だと思います。
残念ながら、コードの形を覚えるのに、語呂合わせ的なものは見たことがありません。
また、形を覚えるだけじゃなくて、瞬時にその形でギターをおさえる必要があります。
コード弾きをする際、コード名を見て、左手をどのようにおさえるのか瞬時に分からないと、演奏が止まってしまうからです。
つまり、コードのおさえ方(コードの形)を身体(左手)が覚えないと上手く演奏できません。
ただし、だからといってコードだけを覚えようとすると、まったく面白くないと思っています。
(実際に、私の経験では、コードだけ覚えようとしても、なかなか覚えれなかったですし、おさえたコードの音が合っているのか、どこで使うかも良く分からなかったので、全く面白くなかったです。)
したがって、ラコスタでは、まず練習曲として、「演奏しやすい」自分の好きな曲を決めて、その曲を練習する過程で、その都度出てくるコードのおさえ方を覚えていく方法をお勧めします。
「演奏しやすい曲」の見極め方については、次回紹介したいと思います。
また、これから、このブログではたくさんの曲の弾き語りについて、とりあげていきたいと考えています。
その都度出てくるコードについて解説したいと思います。
皆さんも、本ブログで紹介する曲の中で、弾き語りしてみたい曲があれば、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
もし、とりあげてほしい曲などがあれば、お問い合わせいただければ検討させていただきます。
コードのおさえ方(指のおさえ方)のポイントについて
コードの形については、練習する曲ごとに出てくるコードの形を覚えた方が良いとお伝えしました。
これから、様々な曲の「弾き語り」にチャレンジされると、たくさんのコードを覚えることとなります。
その際、「音をきれいに鳴らすため」のポイントがあります。
そのポイントは、
指のおさえ方です。
一つの例として、「Gコード」のおさえ方をとりあげさせていただきます。
(※このページでは、Gコードの形を覚えていただく必要はありません。)
Gコードのダイアグラム
上記の表(Gコードのダイアグラム)について解説します。
ダイアグラムは、左手のおさえ方を視覚的に表現したもので、
上記のとおり「弦」と「フレットの番号」を表しています。
「弦」については、上から下に向って1弦から6弦を表しており、
「フレット」については、左から右に向って1フレットから3フレットを表しています。
一般的なダイアグラムでは、「弦」や「フレット(1〜3フレット)の番号」については、上図のように記載されていることはありません。
(ここでは分かりやすくするため、記載しています。)
※フレットの番号が記載されているコードもあります。その場合はその番号に従います。
(参考)例の「Gコード」は、実際には、下記のようにおさえます。
このページでお伝えしたいことは、指のおさえ方のポイントです。
コードの形ではありません。
指のおさえ方のポイントについては、下記の3つのポイントがあります。
- 爪(左手の指の)は短くしましょう。(下記のポイント3番に影響します。)
- 上記の写真のとおり金属になるべく近い位置でおさえます。
- できる限り指を立てるようにして、他の弦に当たらないようにおさえます。
上記、3点が大事です。
特に、2番と3番ができないと、きれいな音がでません。
上記3点を意識して、コードを覚えるようにしてください。
「音をきれいに鳴らすため」のポイントは以上なのです。
ラコスタでは、上記のポイントより更に重要なことをお伝えしたいです。
上記のポイントを解説しました。しかし、完璧を求めるのは難しいです。
頑張りすぎず、「こんなポイントもあるんだ!」ぐらいの感覚でとらえていただければと思います。
別にきれいな音を鳴らせなくても問題ありません。
弾き語りは、ボーカルがメイン、ギターが引き立て役です。
「きれいな音が鳴らせない」というのは、ギターをはじめる誰もが経験することですし、
すぐにきれいな音を鳴らせるようになるものでもありません。
「気楽」に練習を続けることの方が大事です。これが最大のポイントです。
今回はここまでです。ありがとうございました!
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